COLUMN
大会コラム

2024.03.25

福井工業大学附属福井vs駒沢学園女子:試合後インタビュー

福井工業大学附属福井14-8駒沢学園女子

■福井工業大学附属福井・中村薫監督
「駒沢女子さんの攻撃陣に捉えられて、流れも行ってしまったところだったんですけど、やっぱりうちも『ここで負けるわけにはいかない』という意地を出してくれたのはよかったかなと思います。(一時5点差をつけられたが)劣勢になった時に慌ててボール球に手を出してしまったり、突っ込んで自分の打撃ができないことが多々あるので、『1個1個落ち着いて、1打席を大切にして、つないでやっていこう』という話はしました。(大里選手は)今大会が全国大会初ですが初戦も打っていましたので、今日は左ピッチャーで相性がいいかなと思って4番に置きました。結果を出してくれてよかったかなと思います。最近は増えてきましたが、女子野球では長距離を打てるっていうバッターがなかなかいませんが、力強いバッティングが持ち味です。 (代打起用の稲川選手は)入学してから地道に努力してすごく成長してくれた子です。バッティングが力強くなってきて、足もありますし、あそこはつないでほしいという思いでした。相手が左ピッチャーというところもあって送り出しました。今大会は初めて打席に立ったところでよく打ってくれたかなと思います。(継投について)リードした場面では次のピッチャーを考えていましたが、うちの2番手なのでそれを考えると引っ張りすぎかなっていうのもあったんですけど、色々うちの台所事情がありました。また打たれて終わって退くという場面はあまり作りたくなかったので。やはり最後にアウトを取って帰ってくると、 奥村に悪いイメージで終わってほしくなかったというのもありました。ピッチャー陣はみんな努力しているので、奥村を投げさせて負けたら仕方ないなという思いもありました。奥村本人は悔しかったと思いますけど、今日のこの試合ではベストメンバー、しっかり戦えるメンバーだと思って選んでいます」

■福井工業大学附属福井・大里成海選手(写真左)
「(4番での出場は)緊張したけど、任せられたからにはちゃんと仕事こなさないとなと思ってできました。(1打席目の二塁打は)まず自分が出てチャンスを作って、あとはみんながやってくれるからっていう気持ちでした。(6回のタイムリー二塁打は)甘い球が入ってきたので、前に突っ込むことなくしっかり待って打ち切れたので、手応えもばっちりでした。追いかける展開とかが多くても勝ち切れたってことはチームにとってもプラスだし自分たちも自信になったので、次の試合にも勝って絶対に東京ドームに行って日本一を目指します」

■福井工業大学附属福井・稲川あかり選手(写真右)
「たくさん点を取られた時にベンチの中の雰囲気っていうのが一瞬悪くなる状況がったんですけど、全員でまた立て直して頑張ろうって気持ちで頑張りました。(代打でのタイムリーについて)その前のバッターがデッドボールとかでどんどんランナーを貯めて自分に満塁の状況で回してくれたので、絶対に決めなきゃなっていう気持ちでいました。(打った後の喜びは)両親とかに恩返ししたいなって気持ちがあったから、その気持ちが溢れていました。
結構厳しい試合がまだ続くと思うんですけど、今日逆転したみたいに、このチームの雰囲気ってのを保ちながら、どんどん勝ち進んで東京ドームまで行きたいなって思います」