COLUMN
大会コラム

2024.03.28

東海大学付属静岡翔洋vs蒼開

東海大学付属静岡翔洋5-1蒼開

東海大翔洋の右腕・垣崎瑠依と蒼開の左腕・清井結月、4強進出の立役者となってきた好投手をいかに攻略するかが勝負の鍵と見られた試合。こじ開けたのは東海大翔洋の1番・井戸穂花だ。

初回、レフト前安打で出塁すると犠打で二塁へ進み、3番・川満芽衣の打席の際に三盗に成功。ここで今大会好調の川満がセンター前安打を放ち、幸先良く先制に成功した。

さらに2回、2死一、三塁の場面で井戸が今度はセンターへの二塁打を放って、2者が生還。続く池本愛結のセーフティーバントが相手失策を誘い、井戸が4点目のホームを踏んだ。

4回にも井戸はセンター前安打を放つと、池本のセンター前安打で俊足を飛ばし三塁へ。続く川満のスクイズで5点目のホームを踏んだ。

この援護をもらった垣崎は四死球7個を出しながらも「絶対にみんなが守ってくれると思って強気に投げました」と振り返るように、無失策のバックにも支えられながらも7三振を奪うなどして6回の1失点のみに抑えて完投勝利。創部5年目を迎えた今春に初めての決勝進出と、夢舞台・東京ドームへの権利を掴んだ。

蒼開はエースの清井が疲れもあってか踏ん張りきれず。それでも最後まで投げ抜き、打線も6回に米良桃璃の二塁打と清井の犠飛で1点を返すなど意地を見せた。

#東海大付属静岡翔洋 #蒼開