COLUMN
大会コラム

2024.03.22

惺山 vs 叡明

惺山 9-10 叡明

点を取っては取られ、取っては取られという拮抗した試合展開の中、終盤の粘り強さで勝利を手にしたのは叡明高校だった。

 

第25回記念全国高等学校女子硬式野球選抜大会、二日目は惺山vs叡明のカードで始まった。行田市立総合公園野球場の試合開始時の気温は6度。昨日に比べ風も弱まってきたが、厳しい寒さは相変わらずだった。

 

1回表、叡明は三塁までランナーを背負うも最後はセンター・朝倉の好守もあり無失点で切り抜ける。

▲伸びていく打球にも対応し好守を見せたセンター・朝倉に駆け寄る外野陣

 

2回表、先頭の7番・駒林が塁に出ると手堅く送りバントを成功させ1死二塁。進塁打で2死三塁とチャンスを広げ、1番・五十公野がライト方向へタイムリースリーベースを放ち惺山高校が先制に成功する。堅実につなぎ一点をもぎとった。

 

しかしその裏。叡明がすぐさま反撃に出る。先頭打者の伊東がレフト前ヒットで出塁すると送りバントで1死二塁とチャンスメーク。続く6番・大滝がセンターへタイムリーツーベースヒットを放ち同点に追いつく。さらに送りバントと四球で2死一、三塁と再びチャンスを作ると、9番・志水がセンターへはじき返すタイムリーヒットで勝ち越し。打順は1番にかえり、元木もライト方向へ引っ張りタイムリーヒットでこの回3点を獲得。逆転に成功した。

▲3点目のタイムリーを放った元木

 

4回裏、守る惺山は1死三塁とピンチを招いた。しかし、バッテリー間で言葉を交わしスクイズの阻止に成功。この回無失点で切り抜ける。

 

▲スクイズ阻止成功

 

5回表、惺山はスクイズ阻止で無失点という好守から流れを持ってきた。相手エラーで同点とし、その後四球で1死満塁のチャンス。3番斎藤が勝ち越しのタイムリーヒットを放つと、続く4番長谷川もライト方向へタイムリーヒットでこの回一挙5得点。8-4。

▲頼れる4番・長谷川

6回裏、試合が動いた。連打の猛攻で6番・大滝がレフトの頭を越える大きな当たりでランニングホームラン。6点を獲得し逆転に成功した。その後一点を失うも最少失点で切り抜け試合終了。大逆転勝利を果たした。

#惺山 #叡明