2025.03.18

至学館vs岡山学芸館

至学館12-11岡山学芸館

 

打ち合いとなった第三試合、一気呵成の大逆転劇を見せた至学館が、岡山学芸館を僅差で振り切って乱戦を制した。

岡山学芸館の先発は左腕の野見風花。初回至学館の攻撃は内野ゴロとセンターフライに打ち取られ、三者凡退に終わった。

至学館の先発はこちらも左腕の片紅葉。

1回裏、岡山学芸館は先頭の三戸智詠がヒットで出塁。エラーと送りバントで進塁した。4番田島夕萌がタイムリーでまず1点先制。続く5番山岡咲葉がフィルダースチョイスを誘って1点追加。7番田丸友渚が2点タイムリー三塁打を放って0-4。さらに暴投で0-5とし、岡山学芸館は初回に5点を挙げた。

岡山学芸館は2回裏にも3番三宅杏のタイムリーで0-6とし、3回裏にも相手エラーで1点を追加し0-7とリードを広げた。

至学館の反撃は4回表。1番青山彩良からの好打順で、青山がまずヒットで出塁し、すかさず盗塁。続く2番金子実鈴が四球を選んで無死1、2塁。一死のあとダブルスチールで2、3塁と塁を進める。4番首藤琴美が犠飛を放って1点。5番片がタイムリーを放って2-7とした。

岡山学芸館は投手交代。替わった前田美里が後続を断って5点差を守った。

岡山学芸館は5回裏に5番山岡のタイムリーで1点を加え2-8。6回表には至学館が4番首藤のタイムリーで1点を返す。3-8と5点差を保って回は7回に突入した。

7回表のマウンドに上ったのは金本莉央だった。至学館は7番久野柑奈から始まる打線。先頭の久野が四球で歩き、8番國原成実が打って無死1,2塁。続いて代打で工藤青瑚が打席に入る。工藤は四球を選び、無死満塁。続く1番青山がタイムリーを放ち、4-8となった。

エラーと3番坂風音のタイムリーで1点差。

岡山学芸館は投手交代し、田島夕萌を送る。だがここでパスボール。ついに至学館が同点に追いついた。押せ押せムードの中、打順は6番渡邊心暖。ここまで当たりのなかった渡邊だが、見事にタイムリーを放って至学館が勝ち越した。

 

至学館はさらに久野の2点タイムリーなどで3点を加え、12-8とこの日初めてリードした展開で7回裏に臨むことになった。

7回裏のマウンドに上がったのは、再び片。

岡山学芸館の攻撃は、2番土居真琴から。土居がエラーで出塁すると、後続がヒットで畳み掛け、無死満塁のチャンスを作る。押し出しで1点を取り、なおも無死満塁のチャンスが続く。一ゴロの間に1点、中ゴロの間に1点。小刻みに点を返して12-11と1点差に迫った岡山学芸館。だが最後の打者はショートフライに終わり、至学館が勝利した。

 

波乱含みの試合が続いたこの日、最後の最後に笑ったのは、至学館だった。

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