2025.03.18

折尾愛真 vs 新田

折尾愛真 6-0 新田

折尾愛真はスイッチヒッターを含めスタメンに5人の左打者がいる。この日はその左打者がチームを引っ張った。

最初にチャンスを得たのは新田であった。折尾愛真・木築琉瑠の立ち上がりを攻め、高岡里桜がバスターエンドランを決め無死一、二塁とすると、さらに工藤海咲がセンター前ヒットを放ち1死満塁とチャンスを広げるが後続が併殺に倒れ無得点に終わる。

すると、折尾愛真はその裏、新田のエースで4番の大黒柱・工藤の立ち上がりを攻め、先頭・堀綾華の二塁打を足がかりとし、無死二、三塁とすると、奥本咲夢がきっちりと犠飛を放ち1点を先制する。

その後、折尾愛真・木築、新田・工藤の両投手が2回以降立ち直り1対0のまま4回を迎える。

折尾愛真は、この回先頭・奥本の打球へライナー性の打球を放つ。レフトが飛び付くが一歩及ばず二塁打となる。さらに吉本さつきもヒットを放つなど無死満塁とすると栗原真乙、浦田心奈が共に犠飛を放ち3点差とする。

これで流れを掴んだ折尾愛真は5回裏にも2死二塁から奥本、福田可奈、吉本、栗原の4連打で3点を追加し試合の大勢は決した。

投げては、折尾愛真のエース木築が尻上がりに調子を上げる。7安打を浴びながらも要所を締める投球で新田打線を6回無失点に抑えると、最終回は2番手・中原彩晴も続き完封リレー。

折尾愛真が新田を6対0で下し初戦を突破した。

折尾愛真は9安打中、7安打が左打者と左打者が打線を引っ張った。左打者達はいずれも巧打者タイプ。癖のないフォームで球に逆らわずに捉えることができている。池田監督も「全国制覇を狙う」と鼻息が荒い。今後も左打者達が打線を引っ張ることができれば面白い存在になりそうだ。

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