2025.03.23

クラーク記念国際 vs 履正社

クラーク記念国際 0-9 履正社

大会六日目、加須きずなスタジアムでの準々決勝第一試合は、履正社が9-0と5回得点差コールドで勝利した。

▲強力クラーク記念国際打線を0点に封じ込めた履正社・松村瞳子投手

 

この日の最高気温は24度と、雲一つない晴天のもと準々決勝が始まった。

1回は両チーム先発が上々の立ち上がりで無得点のまま試合が進む。

試合が動いたのは2回裏。

先頭6番・松口が四球で出塁し、8番・藤原が応援席からバースデーソングが響く中バントを試み、相手投手の手元ももつれ出塁に成功する。

2死二、三塁から、一番・福井が詰まりながらも打球は内野の頭を超え、先制に成功する。二者連続四球で押し出しとなり二点目を獲得したところで、

クラーク記念国際は投手交代。

前試合も一回途中から登板し、3回1/3を無失点と見事な火消しを見せた大柳がマウンドに上がる。

しかし、履正社は代わり鼻をたたく。四番・原田が走者一掃のタイムリーツーベースヒットを放ち、この回一挙五点を獲得した。

 

3回表、クラーク記念国際は反撃を試みる。

1死から一番本郷が左中間にツーベースを放つと、続く2番笠森の打席間にワイルドピッチで三塁まで進む。

2死から三番・千葉は四球を選び2死一、三塁とチャンスも作るも無得点で終了。

 

4回裏、履正社は相手の隙を見逃さなかった。

5番指名打者釣舩(葵)がセンターの頭を大きく超える打球を放ち2点を追加すると、

続く6番松口がショートへの強い打球で相手送球エラーも絡み出塁。さらに2点を追加し、この回4点追加に成功する。

 

5回表、この回もマウンドには松村が上がる。ここで抑えればコールド勝ちという2死の場面では自己最速の120キロをマークし、危なげないピッチングでスリーアウト。

 

履正社はピッチャー松村を中心に守備でリズムを作り、相手の隙を見逃さず要所要所で攻め、

準決勝へ駒を進めた。

 

 

 

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