
高知中央 4-2 静清
■高知中央 西内友広監督
「(試合前の指示や意識づけなどは)選手にはそんな話を一切しないようにしています。野球の試合はたくさんしてきてるので、野球を分かってますから。だからそれがわかるのか分からんのか。分かってなかったら言うっていう感じです。最初からこっちから何かを言うことはあまりありません。
(1点を取りにいく展開では堅実に送りバント)そこはこだわりました。昨日の試合がちょっと雑ではないんですけど、1点が取れなくて苦しんだんで、どこ相手でもやっぱり高校生なので、1点1点を取りにいく方が。いつもそういう野球をしてるんで、いつもの野球をしようという形ですね。
失点も1点ずつにとどめられたことが大事。やっぱりしゃあないところはもうしゃあないじゃないですか。1点取られるのはしゃあないし、あそこでエラーして意味分からん点入ってとか、そういうのはやめようという野球をずっとしてきたので。やりたい野球みたいなのが、今日は出来た方じゃないですかね。
(改善点としては)いい試合をしてるけど、やっぱり慌ててる。多分選手たちなりに、自分たちの満足する結果は出てないはずなんですよ。もっとやれるだろうとか、もっとこうじゃないか、みたいなのが結構みんなあると思います。
多分チームとしての戦い方としては100点満点だと思うんですが、一人一人でいくと、多分60点、70点ぐらいと個人的には思ってると思います。もうここまで来たら、負けるかどうかなんてどうでもいい。いいところが100%出て、チームも100%みたいな究極を求めに行ってくれたら、すごく面白い試合になるんじゃないですかね。
野球はこうだってやってる中で、自分らで答えを導き出せるように持っていってるんですけど、そういうところが今大会はすごく出ています」
■高知中央 出口葉雪投手(7回完投 写真右)
「前回は前半の方から結構ストライクが入ったり三振を取ったり出来ていたんですが、今回は前半が全然まとまらなくて、逆球が行ったりしていました。後半になってやっとまとまってくてれていいピッチングが出来ました。
今日はスライダーが特に良くて、まっすぐはあまり入らなかったんですが、途中から変化球が入ってストライクが取れるようになりました。
(7回完投したのは)後ろのピッチャーもたくさんいるんですけど、なんとか打ち取ってアウトにしようという気持ちで、いけるとこまでいこうと思ってました。
自分は野手が打ってくれると信じて、ただ投げるだけだという気持ちでやっています。
ここから強いチームばかりで、厳しい試合が続くと思うんですけど、なるべくまとまるように打ち取って、どんどんアウトを取って勝ちたいと思います。連投でも大丈夫です」
■高知中央 中薗莉歩選手(3安打1打点 写真左)
「勝ち進んでいるチームだからこそ、相手も強い。緊張感はあると思うけど、一人ひとりが自分のプレーをできていればいいと話がありました。
今日の相手は変化球ピッチャーだったので、変化を狙ってちょっと前に立ってちょうど変化が来たので引っ張って打てました。
チームは全体的に調子がいいので、一緒になってみんなで連打できてる印象です。
同点のあとの展開では、フライが多かったので、とりあえずゴロ意識で、という風に指示がありました。
(出口投手は)堂々としています。以前は一人でポンポン投げるところがあったんですが、最近はちゃんと野手にも声掛けが出来ていて、良い感じになっています」