2025.03.25

【準決勝】神戸弘陵vs高知中央

神戸弘陵6-0高知中央

神戸弘陵が怒涛の先制攻撃と阿部さくらの1安打完封で、4年連続の決勝進出を決め、3連覇に王手をかけた。

試合は初回から大きく動いた。神戸弘陵は高知中央先発の今福和菜の立ち上がりを攻め2番の福田稟、山本詠の連打で1死一、三塁のチャンスを作る。ここで今福の牽制悪送球で先制に成功。さらに野津桃香のタイムリーで得点を追加した。

代わった佐藤綺花に対しても8番の出口美有がレフトオーバーの走者一掃の二塁打を放ち、この回一挙5得点のビッグイニングを作った。

この後、高知中央の佐藤と出口葉雪も好投を続けたが、昨夏の全国制覇に貢献するなど経験豊富な阿部は快調にアウトを重ねる。6回1死から山下優奈に内野安打で初安打を許したが、二盗を捕手の山本が刺すなど反撃の機会すら与えず。

7回表には青木こころがスクイズを決めてダメ押し。その裏も阿部が3人で抑え試合を締めた。

主将を務める山本は「連覇のプレッシャーはありましたが結果として決勝に進出できて嬉しいです」と安堵。昨年の決勝はベンチから戦況を見つめるだけだったが、今年は中心選手として大舞台に立つだけに「ワクワクします」と心を躍らせるとともに「目の前のことに集中していきたいです」と緩みなく、3連覇の偉業に挑むことを誓った。

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