COLUMN
大会コラム

2024.03.24

熊本国府vs岐阜第一

岐阜第一4-0熊本国府
ワンチャンスをものにした岐阜第一が、4対0で熊本国府に勝利した。


初戦を6対1と快勝した熊本国府と、大会4日目にして初戦を迎えた岐阜第一。熊本国府・田中遥、岐阜第一・吉田桜菜の投げ合いで始まった一戦は、ともに走者を出しながらも要所を締めて得点は許さない立ち上がり。


3回、熊本国府は2死無走者から敵失で出塁した大嶌摩莉奈が二盗を決めると、続く上田朋花がセンターへヒットを放つ。この間に二塁走者の大嶌が三塁を回り、ホームを狙うがタッチアウト。岐阜第一の中継プレーに先制点を阻まれた。

するとその直後の4回、岐阜第一は毛利瑠花がヒットで出塁すると、代走に送られた桶谷瑠璃が二盗に成功。「全員で持ち味を生かしていくことが特徴」と鹿川大翔監督が振り返ったように、代走のスペシャリストが役目を果たした。そして1死二塁とチャンスを広げると、山本萌がタイムリーを打ち先制。さらに1死三塁からワイルドピッチで2点目を奪う。


先行された熊本国府は5回、二塁打とヒットで2死一、三塁とチャンスを広げると、岐阜第一は吉田から桒澤明里に投手交代。この桒澤がバッターをレフトフライに打ち取り得点は許さない。
追加点の欲しい岐阜第一は7回、1死から二塁打と申告敬遠で出塁したランナーを犠打で進めると、吉門柚希が2点タイムリー三塁打を放ってダメを押した。
桒澤は6回にランナーを出したが無失点の好リリーフ。選手たちも守備を堅くする意識が高く自主練を重ねているというが、1失策こそしたものの随所に好守が見られて投手を後押しした。