COLUMN
大会コラム

2024.03.22

新田vs東海大学付属静岡翔洋

東海大学付属静岡翔洋11-10新田(延長8回タイブレーク)

壮絶な点の取り合いを東海大学付属静岡翔洋が制して3回戦進出を決めた。

2回表までに5点を奪った東海大翔洋だったが、先発の垣崎瑠依が本調子ではなく3回2失点で降板。4回からは前日の1回戦で5回参考ながらノーヒットノーランに抑えた遠藤さくらがマウンドへ。

だが遠藤も打線に捕まり、6回裏に遠藤に負けじと粘り強く投げる新田の右腕・工藤海咲の走者一掃の三塁打でついに逆転を許した。

後の無い東海大翔洋は最終回に、滝上未来の2点タイムリーで同点に追いつき、三戸愛が勝ち越しタイムリーを放ち土壇場で追いついた。

それでも新田はその裏に、田中まおのタイムリーで同点。試合はタイブレーク制(無死一、二塁から再開)の延長戦に持ち込まれた。

延長8回表、東海大翔洋は先頭・井戸穂花のバント安打で満塁とすると、池本愛結のファーストゴロの間に勝ち越し、さらに川満芽衣のスクイズで追加点を挙げ、2点のリードを奪った。

その裏、遠藤は疲れもあってか先頭に四球を出して無死満塁としてしまうが、「やるしかない。出し切ろうと思いました」と腕を振ると、渡部初音のタイムリー1本のみに抑え、最後は遊撃手の池本が強風の中の難しい飛球を倒れながらもなんとか掴み、試合終了。勝者にも敗者にも涙を流している選手がいるほどの激戦を東海大翔洋が制した。

#東海大学付属静岡翔洋 #新田