COLUMN
大会コラム

2024.03.25

履正社vs駒澤大学附属苫小牧

履正社9-2駒澤大学附属苫小牧(6回コールド)
序盤から打線がつながった履正社が終始、試合を優位に進めて駒大苫小牧に6回コールド勝ちを収めた。


履正社は初回、先頭の小池遥香がヒットで出塁すると、2つのタイムリーエラーで2点を奪う。さらに澤幡天凜のタイムリーで3対0とする。

1点を返された裏の2回は、釋迦堂愛琴の二塁打を足掛かりに西本夢生タイムリー、萩原そら2点タイムリー三塁打などで4点を追加。


先発した堀明日香は3回1失点と試合を作り、2番手の岸野彩葉も1失点したが強打の駒大苫小牧打線に複数失点は許さず。7点リードの6回、無死一塁の場面では右田愛が救援。1死二、三塁とピンチが広がり、ここで橘田恵監督がタイムを取りマウンドへ。

「ここをゼロで抑えたらコールド勝ちで、点数が入ったら次のイニングに負ける可能性もある。本人たちにプレッシャーをかけるという部分も含めて、こういうところをゼロで乗り切る心臓じゃないといけないと思ったので、ここはゼロで乗り切ろうという話をしました」と、選手に言葉をかけると、右田が打者をショートライナーに打ち取り、捕球した小池が冷静に三塁へ送球。飛び出していた三塁走者を封殺し、ダブルプレーで試合が終了し、履正社が勝利した。
選抜では初となるベスト16に進出した駒大苫小牧だったが、この日は初回に3連続失策と乱れて、失点を重ねてしまった。


攻撃陣は3点を先行された1回、川原埜乃のタイムリーで1点を返し、6点差の4回には小磯莉珠がタイムリー二塁打を放つが、反撃はここまで。今大会2試合で18得点とつながりを見せていた打線だったが、履正社投手陣の前に2得点と及ばなかった。