COLUMN
大会コラム

2024.03.25

京都両洋vs神戸弘陵学園:試合後インタビュー

神戸弘陵学園3-0京都両洋

■神戸弘陵学園・石原康司監督
「ボールが濡れるので雨が不安材料で、ピッチャーも野手も思わぬアクシデントがあるかもしれないのでピッチャーも大事に行ったと思うんですけども、伊藤と田垣のバッテリーが昨日同様しっかり初回のピンチを乗り切った。あれからすごくよくなったかな。1点でも取られたら流れも変わってたかもしれない。(千葉さん)昨日から乗ってるんでね。自分の役割、副キャプテンでもあるしもあるし、そうそう、あの子は乗るとすごい力を発揮する子なのでこのまま行ってほしいです。両洋はうちのことを知ってる近畿の仲間なので、術中にはめ込んで、エース投入という組み立てをされて、ピッチャーの術中にはまっていたので反省して3イニングス目にはしっかり攻略した。特に田垣のセンター前ヒットが大きかったかなと思います。ボールが動いてきているし、ため込んで大振りせずシャープにセンター返しということは言っていました。ただ相手がうまかったのか。一巡するまではなかなか見切れなませんでした。 もうちょっと早い段階でね、こう情報伝達して攻められたらよかったですけど、その突破口が千葉のバントヒットですからね、大きいです。こういうゲームの時はああいうのが大事だと思うので、最後までよくやったと思いますね。(雨中の一戦も無失策)今年は天候不順だったので、3月も雨とか雪混じりの時も練習しましたから、それも生きたのかなと思います」

■神戸弘陵学園・田垣朔來羽主将(写真右)
「日頃の練習でも雨の中で練習している部分があって、そこを生かせてやるっていう風にチームで言っていたんですけど、 意識していることはボールが濡れていたので、外野に飛んだら1人で放ることは絶対に避けてカットまでしっかり放るということは意識していました。(伊藤投手は)真っすぐが特に最近よくなってきているので、真っすぐ中心のリードをしていて、途中から合わせられてるなっていうのがあったので、ちょっと変化球を混ぜてリードしました。(初回のピンチについて)『想定内』という言葉を自分たちは合言葉にしているので、何があっても想定内で落ち着いたプレーをしないといけなくて、そこの中で焦ってしまうとまたずるずると行ってしまうので、伊藤のピッチングも信じ、仲間の守備も信じて冷静な判断を自分はできたかなと思います。(先制打の場面は)自分の役割として自分が決めてやるんだっていう気持ちで、絶対に打つっていう気持ちで打ちました。 ちょっと詰まった感じはあったんですけど、振り抜くことができたのでよかったかなと思います。昨日も勝ちましたが、まだまだ反省の多い試合だったので今日はその反省を生かすと言ってたんですけど、 1回、2回になるとまだできていなかった部分があったので、これからもっと成長できたらなって思います」

■神戸弘陵学園・伊藤まこと投手(写真左)
「昨日はコントロールを意識したのですが、今日は自分の持ち味である真っすぐで押すピッチングを心掛けて、初回からどんどん真っすぐで自分のピッチングができたかなと思います。最初に打たれたのはビックリしたのですが、ちゃんと立て直せて0で抑えられたのは大きかったです。真っすぐが三振を取るのもそうなのですが、変化球で空振りが取れたり打ち取れたのは大きかったです。後ろに心強いピッチャーがたくさんいるので、やることをやるだけだと思って疲れとかは気にせずに投げることができました。守備がすごくいいので安心して投げられますし、攻撃も点を取るところで取ってくれたので、みんなのおかげでたまたまの0点だと思います。去年はもっと助けてもらってたし3年生を頼って、自分がダメでも他にいたのとくらべると、今年は一番上になって自分らが引っ張る立場なので、去年よりも優勝したいという気持ちが大きい分、去年の結果(高校3冠)もあってプレッシャーもあるんですけど、去年と変わらず自分の出来るピッチングをしようと思って投げています」