COLUMN
大会コラム

2024.03.23

高知中央vs佐久長聖

高知中央8-9佐久長聖

雪が降り凍えるような寒さの中行われた試合は、タイブレークの末佐久長聖が9対8で高知中央に勝利した。

主導権を握ったのは佐久長聖だった。

初回、高知中央先発・岩上樹葉の立ち上がりを攻め、鶴岡里音、橋本美羽の安打と小林莉央の四球で1死満塁と好機を作ると、柏村莉乃が見極めて四球を選び先制。その後も守備の乱れを見逃さず2点を追加し3-0とする。

反撃に出たい高知中央は2回、この回先頭の小西天音が相手エラーの間に出塁すると、丸山琴乃、篠本こはる、山本実玖の3連打で一気に同点に追いつく。さらに、2死一、三塁からダブルスチールを仕掛け成功し4-3と逆転する。続く3回には2死三塁から、丸山がタイムリー三塁打を放ち、さらに相手エラーも絡み2点を追加。6-3とリードを広げる。

流れを止めたい佐久長聖は5回、鶴岡、小山栞凛、橋本の3連打で1点を返し勢いに乗ると、柏村の安打と伊藤梨華のタイムリー二塁打で同点に追いつく。続く6回には橋本に2本目のタイムリーが生まれ7-6と逆転に成功。

あとがなくなった高知中央は7回、2死二塁で丸山がタイムリー二塁打を放ち土壇場で同点に追いつく。

このまま決着がつかず、勝負は無死一、二塁から攻撃をスタートするタイブレークへ。

高知中央が1点を取り7-8で迎えた8回裏、佐久長聖は田中友萌が送りバントを鮮やかに決めると、ここまで2安打を放っている鶴岡は申告敬遠で1死満塁に。相手のエラーで1点を追加後、最後はここまで3安打放ち大活躍の橋本の打球が相手のエラーを誘いその間に三塁走者が生還。9-8でサヨナラ勝ちを収めた。