COLUMN
大会コラム

2024.03.21

日本ウェルネス宮城vs高知中央

日本ウェルネス宮城 4-11 高知中央

凍てつくような寒さの中勝利を収めたのは、過酷な冬練を乗り越え一回りパワーアップを果たした高知中央高校だった。

 

試合開始時の気温は4度。平年よりはるかに寒く強風が吹き荒れる中、行田市総合野球場での第25回選抜が幕を開けた。

▲日本ウェルネス宮城先発投手・千葉優花

 

1回裏、高知中央は先頭のキャプテン岩上がライト前ヒットで出塁。続く3番中山が「思っていたより伸びて嬉しかった」と語るように、ぐんぐんと伸びた打球はレフトスタンドに突き刺さった。25回の歴史ある選抜大会で史上初となる柵越えホームラン。監督もキーマンに挙げていた中山が見事その期待に応えてみせた。そして今日は中山の母・なおこさんの誕生日。試合後にはお母様へ部員たちからバースデーソングも贈られ、最高の誕生日プレゼントとなった。

▲大会史上初となる柵越えホームランを放った高知中央・3番中山千夏

 

しかし、対する日本ウェルネス宮城もただでは終わらない。

5点ビハインドの6回表、先頭の吉田が死球で出塁すると、2番畠山のゴロの間に1死二塁。続く3番松田がセンター前ヒットで1死一、三塁とチャンスを広げる。ここで4番村上がレフト線を抜けるタイムリーで1点を追加すると、連打でこの回一挙4得点。強敵・高知中央に一点差に迫る。

▲帰還しハイタッチする日本ウェルネス宮城・村上夢と高遠ゆめ

 

猛攻を受けた裏の攻撃だが、高知中央は落ち着いていた。

先頭の9番指名打者山本がレフトへのヒットで出塁すると、相手のエラーも絡み連打でチャンスメーク。そして打者一巡したのち9番山本が2死満塁で再びバッターボックスに立つと、センターへのタイムリーで4-11。連盟既定のもと6回7点差コールドで試合終了。

▲コールドのタイムリーを放った高知中央・山本実玖

 

 

 

 

 

 

#日本ウェルネス宮城 #高知中央