札幌新陽 vs 京都外大西:試合後インタビュー
■京都外大西・森田星希監督
「『最後に1点差で勝っていればいいから。粘り強く、しぶとく行こう』と伝えていました。もうちょっと硬くなるかなと思ったのですが、1番の椋下が初球を打ってくれたのでうちの流れになったのかなと、あそこは一つ大きかったですね。藤野はうちの絶対的なエースなので、ある程度は試合を計算できるので、藤野自身をどういう風に盛り立ててあげるのかが周りの野手の役割だと思うので、そういった点では初戦としてはいい入りができたと思います。2番手の西山もこの冬に成長した一人なので、こういう舞台で投げさせることによって一つまた成長できると思いますので、5回から思い切って継投しようと思って継投しました。やっぱり初戦を勝つというのはなかなか難しいことなので、1つ勝つことに飢えていたのですごく嬉しいです。(次の対戦相手・花巻東は)ユース準優勝のシード校なので当たって砕けるだけだと思っています。ただその中にも見せ場は必ず来ると思いますので、その中でただただやられるだけじゃなくてしっかり粘り強く、原点に戻っていい勝負をしたいなと思っています」
■京都外大西・藤野樺音選手
「自分の調子が悪くてもチームが勝てればそれでいいと思って、とりあえず全力投球をしました。今日は三振が取れたのはよかったけど、2アウトで一本打たれたところが自分の中の反省点かなと思っています。点数にすると75点! 次の試合はどんな展開でも自分のピッチングができるように頑張っていきたいです」
■京都外大西・谷蒼依選手
「このメンバーで戦う最後の大会なので、絶対に東京ドームに行きたいという気持ちでまずは初戦、みんなで頑張って全力プレーで自分たちらしく勝ちたいと思っていました。(初回のタイムリーは)先頭打者として出てくださったので、絶対に自分が打ってチャンスで回していきたいと思って打席に立ちました。次は自分たちらしく泥臭く、粘り強く点数を取っていって勝ちたいです」
■札幌新陽・青山真里子監督
「『北海道なのでグラウンドで練習ができていないということがあるかもしれないけど、環境のせいにしないで自分たちがやってきたことを信じて全力を出し切ろう』という話をして試合に入りました。立ち上がりの甘さが出たなということが夏に向けての反省だと思っているんですけど、相手の打球の伸び具合というところが、外野の練習ができていなかったのが痛かったなと思っているので、次に向けては改善しようと思っています。(石井投手は)最後までよく一人で投げ切ったなというところはあるのですが、ストレートが高めに浮いてしまったのを外大さんがしっかり見逃さずに打って来ていたので、まだまだコントロールが足りないなというところが課題として見つかりました。チームとしてはすごくいいものを修得できたんじゃないかなと思っているので、あとは個々の能力をもっともっと上げていくために何をするのかが、生徒主体に考えられるようなチームを目指しているので、それを考えるきっかけになったいい試合だったと思います」
■札幌新陽・荒井遥那主将
「ピッチャーも野手もいいリズムを作ってくれていい流れのまま打撃に入れたので、そこはよかったと思っています。北海道は土の上では練習ができないので室内でどれだけ質高く、意識高く練習できるかを意識してきました。前日の練習では暑さとかでやられてしまっていた選手もいたんですが、雰囲気の面では自分たちらしい野球ができたのでよかったと思っているんですけど、圧倒的な打力の差があったので、これを課題として夏の大会までに上げていきたいと思います」